発達障害者とChatGPT
ある日僕はとても困っていた。
ADHDの大敵、遠出の際の荷造りだ。
散々時間があったにも関わらず
例に漏れず前日夜に支度をしているし、
何回も繰り返しチェックはしているが、
そもそもそのチェックの精度も信用出来るもんじゃない。
おまけに荷造り中に思考があちこち飛んでは
何を用意しようとしたのか忘れるしまつ！
誰か！誰か助けて！！！
助けてChatGPT！！！
というわけで今日はADHDによる
今をときめくChatGPTの活用術をお伝えします。
無料（有料プランあり）で使えて、こんな感じで
当たり障りのない答えを返してくれる賢いやつ。
巷ではビジネスに活用だの、道案内をお願いしたら存在しない施設へ
導かれただの何かと話題ですが、
我々不注意人間の良き隣人となってくれる大きな可能性を秘めた存在でもあります。
ちなみに、AIの進化は日々すさまじいもので、今日できなかったことが
明日当たり前のようにできるようになっていたりします。
今日ここで書き記すことも明日にはもう現実にそぐわない過去の情報に
なってしまう可能性が大いにあるので、参考程度に見てください。
「知識」を問うのではなく「手法」や「アイデア」を問うべき
ちょっと調べたり、ChatGPT(3.5）使ってみた感想として、
まず大前提抑えて置かないといけないのは
知識を問うようなことは苦手なところがあるみたいです。
上図は、ChatGPTくんとゲーム音楽について語り明かしていたときの会話です。
（別の記事で書きましたが、ChatGPTとの雑談はめちゃくちゃ楽しい）
僕は「ファイアーエムブレム 暁の女神」というゲームのBGMがどんなゲーム音楽よりも好きなのですが、
その割に作曲に携わっている人の名前を知りません。
するとすかさず、ChatGPTが「菊田裕樹」さんの名前を挙げてくれました。
流石最新AI。ニッチな話題にもネットの海からピンポイントで情報を引っ張り上げてくれる・・・
くれてない！この人暁の女神携わってないよ！！誰だこの人！！？
ゲーム音楽界隈の、全く別の人の名前を出されてしまったようです・・・
他にも、芸人の陣内智則さんが、ChatGPTに自身について質問してみたといった
動画が話題になっているのですが、
回答が全く事実に即していないデタラメなものばかりとなっています。
有料版の4.0（さらにかしこい）を使っていないという理由もあるかもしれませんが、
こういった知識・情報を言い当てることは、結構苦手なようです。
一方で、こんな感じで「アイデア」の問いにはめちゃくちゃ強いように思います。
「他にもお願いします」「あと10個お願いします」など続ければ、
無限に案が返ってきます。
ドンピシャでこれ！という案はなかなか出てこないので、全部不採用にはなりましたが、
出てきた案のなかからインスピレーションを得ることは大いにできました。
よくこんな悲鳴が上がっていますが、実際に使ってみると、たしかに
今日のAIは、どちらかというと芸術、クリエイティブな活動の方が向いてるのではないかと思います。
（僕も上記まとめのタイトルには大いに同意ですが）
本題の僕達発達障害者のChatGPT活用術についてですが、
こんな感じで愚痴る、誰かに相談するみたいなノリで
困りごとを投げかけると、結構いいアドバイスが返ってきます。
もちろん、たまに微妙な答えが返ってくるときがありますが、そういうときは
「他にアイデアない？」でまた出してもらえばOKです。
質より量で、いい回答を引き当てるつもりで問いかけるのがコツです。
こんな感じで、僕達の脳みその苦手な部分をカバーしてくれるような、
アドバイザー的ポジションで利用すると、日々の困りごとが少なくなります。
ChatGPTの登録ページは英語なので、一瞬ためらいがちですが、
登録方法を紹介した記事はいっぱいあるので、それを見ながら簡単に使えます。
Googleアカウントがあれば、連携するとすぐに登録できるのでおすすめです。
注意点としては、書き込んだ内容の機密性については、まだまだ問題があるようなので、
個人情報や勤め先の機密情報などを含めた質問をするのは控えたほうが無難なようです。
ちなみにオチなんですが、ChatGPTの奮闘虚しく、僕はパンツを忘れたので
