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Twitterを賑わすアツい奴、ストラテラについて

十六夜咲夜ADHD説(5/10=May ト=メイドの日だそうです)

こんにちは。ADHDASD併発20代後半男性です。

 

Twitterで珍しいワードがトレンド入りしていたので、

開設してから2週間以上何も書かずに放置していたこのブログを

スタートさせるいいきっかけになるかと思いちょこっと書いていこうと思います。

 

 

なんの薬?

ストラテラコンサータも、ADHDの諸症状に効果があるとされるお薬です。

通例ストラテラコンサータの順で処方されるようです。

コンサータはいわゆる覚醒剤と同じ成分が入ってたりするそうで、

依存性があるため最初は比較的に優しめなストラテラから服薬します。

僕はまだストラテラの民なので、ストラテラのことをメインに

経験から書いていこうと思います。

 

ストラテラ ー どんな効果があるの?

色々書いてはきりがないので、御覧の皆様においては既にADHDの諸症状については

ご存知であるとした上で書いていきます。

ストラテラで検索して真っ先に出るページには、

注意力を高め、落ち着きをとりもどすお薬」と書かれてます。

 

すごく簡単ですが的確な説明だと思います。ADHDにありがちな

思考があちこち飛んだり、忘れ物をしまくったりが緩和されます。

 

SNSを見てみると、人によって効果、感じ方は様々なようで、

「頭の中でBGMが無限にループするのが止まった」

「先延ばしにしていた部屋の掃除ができるようになった」

といった声が聞こえます。

 

僕の場合は、一番大きく現れたのは「忘れ物が劇的に減った」です。

 

ストラテラは最初は1日1錠から服薬して、だんだん数を増やしていきます。

最初1錠のときはあまり自覚できるほど効果はありませんでしたが、

2錠飲み始めたくらいのある日、外出時に持っていこうとしたハンカチを

玄関においてそのまま出てしまいました。

 

これが服薬前であれば何も気づかずにそのまま1日を過ごしたでしょうが、

ストラテラの神秘のパワーを手にした僕はなんと外出後すぐ、

「ハンカチを玄関に置きっぱにした」ということに気がつけたのです。

 

つまり、「忘れたことに気づくようになった」のです。

馬鹿な話のように思えますし、実際自分でもちょっと面白くて笑ってしまったのですが、

これはADHD民からするとめちゃくちゃ大きな進歩です。

そしてその後の行動にも薬の効果が現れています。

 

以前の僕であれば、「家族に連絡して片付けてもらわなきゃ・・・後で連絡しよう!」

と考えてそのまま忘却の彼方へ飛ばしてしまうのですが、

なんとその場ですぐに家族に連絡できたのです。

 

すごい。すごいぞ。なんてレベルの低い話を太字で強調しているんだ。

でもこれがADHDなんだ。自分でもこんなん大したことないやろって思ってることが

できないんだ・・・

 

そのまま服薬を続けて今は1日3錠ですが、

忘れ物自体も減ってきてます。効果アリ。

 

副作用はないの?

あります。色々あります。

皆さん口々に言っているのはやはり胸焼け吐き気・食欲不振

その他、眠気を感じたり、精神的変調(攻撃的になるなど)があるそうです。

これらは飲み続けているうちに軽くなっていくパターンが多いようですが、

中でも最近Twitterで見て驚いたのが、男性機能障害(性欲減退・勃起不全、射精障害)そんなんもあるんか・・・

Twitterの人は性欲がなくなった!と言っていましたが、

そういえば僕はシ○るとち○ち○が痛くなるようになりました。ふざけるな!

 

ほか、様々な症状が報告されており、重いと肝機能もやられたりするそう。

お医者様に相談して用法容量を守って服薬しましょう。

ADHD・もしくはその疑いがあり服薬に興味がある方へ

ストラテラは前述した通り、1錠(40mg)とかから初めてだんだん

数を増やしていきます(僕は4週間ごとに増えました)

人によって効果が現れる時期がまちまちで、1週間くらいで現れる人もいれば

1ヶ月くらい飲まないとわからないという人もいたので、

すぐに効果が現れなくてものんびり気長に飲んでいきましょう。

 

また、僕達ADHDは忘れ物のプロなので、当然薬を飲み忘れることもあると思います。

例にもれず僕もたまに飲み忘れるのですが、

その時の自分のポンコツっぷりがあまりにもひどく感じて、

そこで初めて薬の効果を実感しました。

 

ほんと、「自分ってこんなにも出来損ないだったのか・・・」というある種の絶望感のようなものが湧いてきて

そこで結構凹んだ覚えがあります。

 

薬を飲んでプラスになるというわけでなく、マイナスだったものが

ゼロに近づいた、というようなイメージです。

コンサータと違ってストラテラに依存性は成分的にはありませんが、

「もうこんな自分に戻りたくない・・・」という強迫観念じみた感情が湧きました。

こりゃやめらんないわ!

どこかで「薬を飲んでいるときの自分も飲んでいないときの自分も受け入れることが大事」的な

ニュアンスの何かを見かけましたが、ちょっと僕はまだその境地にはたどり着けないなあ。

 

 

なんにせよ、健常者に近づくツールとして有用なのは間違いないと思います。

薬に抵抗がなければ、お医者さんに相談の上ぜひ使ってみてください。