スマートに生きづらい

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ADHDのための片付けマインドー全ての持ち物は「犬」であるー

ADHDASD併発アラサー男性です。

 

発達障害者の日常だけでなく処世術も発信していくはずが

AIとか焼そばの話とかしかしてないので、

今日は片付けを忘れて持ち物をなくしがちなADHD諸氏のために

僕がわりと助けられている考え方を紹介したいと思います。

散歩中の犬を想像する

犬を飼っている、飼ったことのある人も、そうでない人も想像してみてください。

あなたは、1匹のワンちゃんにリードをつけて散歩しているとします。

 

ふと、あなたは急用を思い出し、その場を離れることとしました。

その時、リードを離して犬を放置してその場を離れたらどうなると思いますか??

 

お利口なワンちゃんならそのまま黙って付いてくるかもしれませんし、

あるいは、自由の味を噛み締めながら新たな冒険の第一歩を踏み出し、

そのまま帰ってこないかもしれません。

 

なので、ほとんどの人はリードを握ったまま、一度家に帰って

犬小屋なり室内なりにワンちゃんを連れて行くと思います。

では、自分の持ち物はどうか?

ところがどっこい、これがスマホや財布、色々な小物に置き換えた途端に、

リードを離してその場を去ってしまう人のなんと多いことか。

きっとあなたにもお心あたりがあるんじゃないでしょうか?

 

 

ご覧の皆さんの中でも多分知らない方がほとんどだと思うんですけど、

全ての持ち物は犬と一緒で、足が生えていてひとりでどっか行くんですよ。

僕んちはこないだ髪乾かそうとして外したヘアピンが歩いていなくなっちゃいました(大真面目

 

当然、別に本気で物は動くとは考えていません。

むしろ常に動き続けているのは我々ADHDの脳内で、どっか行ってしまっているのは

我々の記憶なんですが。

 

しかし愚かな私達は過ちを繰り返す。「とりあえずここに置いとこう!」の

「ここ」は3歩あるけば「どこ?」になることを!

何度繰り返せば学ぶのだろうか・・・?

 

ならば、視点を「記憶」から「モノ」にシフトして、

「こいつは犬のようにフラフラどこかへ行ってしまうから、

あるべき場所へ戻してから動こう」

という考えを持った方がいいのです。

 

 

犬小屋に犬をしまえ。物はあるべき場所へしまえ。

ここで重要になってくるのが「あるべき場所」の存在です。

ものが散らかる、なくなる要因の一つとして

「定位置化」ができていないことが挙げられます。

 

あなたがよく失くすもの、もしくは失くしそうで困っているものに関して、

まずはどこでもいいので「必ずここに置いておくという場所」を決めてください。

 

大切なのは、どこでもいいということです。

 

例えばスマホを定位置化するとなった場合に

  • デスクにそのままポイはみっともないからスタンドを用意しよう
  • 無駄にいじらないようにタイムロッキングボックスを買おう

などと凝ったことは絶対に考えないでください。

ADHDの先延ばし癖、ASDのこだわりは、新たなアクションを起こす上で

なんとしても取り除くべき障壁です。

 

まずは机の上の溜まった税金の封筒を取っ払って空いたスペースでも

構いませんので、今すぐココ!という場所を決めて、

何があっても絶対にそこへ戻すようにしましょう。

 

当然一度定位置化したらそこから動かしてはいけないなんてことはなく、

経過次第で更に生活スタイル、生活動線に合わせた場所に変えていけば良いのです。

 

初めてまともなライフ?ハック記事を書いたような気がします。

筆者は発達障害診断を受けてからまだ半年も経ってないので、

障害自体の知識は薄いですが、30年前後生きて曲がりなりにも

色々な工夫をしながらなんとかクローズ就労までこぎつけています。

その工夫をすこーしずつ、皆さんに共有していければと思いますので、

使える人は使ってもらって、

使えなさそうだなっていう人には、他の誰かの良い

イデアに出会えるよう祈っています・・・。