スマートに生きづらい

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発達障害者と人狼ゲーム

ADHD+ASD併発型アラサー市民です。

 

今日は人狼ゲームがトラウマになるくらいめちゃくちゃ苦手という話を

発達障害の観点から書き連ねていきます。

本当は人狼ゲームのことなんか考えたくもないのでとても苦痛なのですが

そんな中でも頑張って書くので感謝してください(???????)

 

人狼ゲームとかいう定型発達者にのみ許された娯楽

人狼ゲームの特徴については今更説明不要かと思います。

各々与えられた役割に沿ってロールプレイをし、

コミュニケーションと推理によって自陣営を勝利に導くゲームなわけですが。

 

僕が初めて人狼ゲームに参加したのは大学4年、

サークルの仲間たちと行った飲み会の中でした。

人狼ゲーム自体は新都社の漫画で知り、ニコニコやYoutubeでたまに

動画を見ていたのでゲームの流れや役職については大体わかっていました。

 

まだそんなにお酒も入っておらず、理性も知性も十分に保った状態で挑んだはずなのですが

結論から言うとマジで全くゲームに参加できませんでした

発達障害人狼無理ゲー説 根拠その① ADHDの特性により人の話を全く覚えてられない

市民側で参加した際には、人狼をあぶり出すために各々の役職に沿った

発言に耳を傾け、怪しい点や矛盾があったときにそこに突っ込んでいくのが基本だと思うのですが。

マ〜〜〜〜ジで皆が言ってることが何も頭に残らない。

ゲーム始まりました。あ、あの人占い師で、この人を占って市民だったのか。

え、あなたも占い師なんですか。これはどちらかが人狼なので言い分をよく聞かないとですね。

あれ、最初の人なんて言ってたっけ?

・・・みたいな

 

得たはずのヒントがなくなっていく中推理をしなければならない!

例えるなら、国語の文章問題の文章がない中で問題を解くような感覚。

「問1:文章中に『あいつ』とあるが、誰のことを指しているか」っていう問題で、

その参照すべき「文章中」が消え去っている。解けるかボケ!

前に東海オンエアかどこかのYoutuberが文章読まずに問題だけで解いてみた!

みたいなのをやっていた気がしますが、まさにそれなんですよ・・・。

発達障害人狼無理ゲー説 根拠② ASDの特性により人を疑うことができない

ASDは相手の表情や言葉の真意を読み取ることがもっぱら苦手です。

騙し騙されの人狼ゲームでこれは致命的すぎる

人狼が保身のために市民になりすまして発言をしていたとして、

そのどこかに隠れるわずかに違和感に奇跡的に気づいたとしても!

「でもまあ市民って言ってるしな!」で通る。

挙げ句、他の定型発達市民が人狼の矛盾に気づいて追い詰めようとしたところで、

「は?この人市民って言ってたやろ???」

とか人狼に対する中身空っぽの擁護まで始める。

こんな人間をゲームに参加させてはならない。

 

発達障害人狼無理ゲー説 根拠③ ADHDASDの両特性により隠し事ができない

書いてて辛くなってきたけどこれが最後だ!

人狼での参加となった場合、とにかく身を隠すため、あれこれ言って市民を騙くらかす必要があるわけですが。

まず、ADHDの衝動性からくる特性で、思っていることを簡単に喋ってしまいます。

どういう事かと言うと、

「ゲーム開始!さあ、話し合いを始めてください!」

「あ、俺人狼です」

 

「あ、僕人狼です」※実話

こんなんでゲームが成立するわけがないだろ!ふざけるな!!!

ルールによっては、「狂人」という役職が加えられることがありますが、

これほど狂人という肩書がふさわしいムーブはないでしょう・・・。

 

仮にこの人狼カミングアウトムーブの衝動をなんとか耐えて

議論を進められたとして、今度はASD嘘がつけない、本音と建前の使い分けができない、

という特性が仇となり、無理して人狼じゃないふりをしようとしてもすぐボロが出て真っ先に吊られてしまいます。

楽しく遊ぼうという雰囲気をぶち壊すゲームブレイカーにしかならない

そんなこんなで市民側でも人狼側でもまともにゲームを回すことができないので、

自分も楽しくないし、周りの「せっかく皆で楽しく遊びたいのに、めちゃくちゃにしやがって・・・」みたいな空気が苦痛すぎる

冒頭でお話した大学サークルの飲み会と、社会人1年目の同期会でもやったのが

僕の人狼ゲーム遍歴なのですが、

そのどちらでも上記のようなキテレツムーブを披露してしまったがために、

周りの皆が本気で萎えてがっかりしていたり、哀れみのような視線を向けてくる光景が10年近く経った今でも思い出すくらいしんどかった。

もう自分のためにも周りの人のためにも二度と参加してはなるものか。

 

最後に:人狼ゲームの恐ろしさ

不殺の誓いならぬ不人狼の誓いを立てた私ではありますが、

その後も幾度となく人狼ゲームにあわや巻き込まれる寸前まで追い詰められる自体に陥ることがありました。

人狼ゲームというのは

  • (ちゃんとできれば)ものすごく盛り上がる
  • プレイに人数が必要
  • Youtubeなどでプレイ動画があるし、小説や漫画にもなっていて、幅広く人気

という理由からか、めちゃくちゃに誘われる。

「いや、俺苦手なんだよね!」とか、「あ、ルールわかんなくて・・・」となどと断ろうとしても、

  • 「いや、俺も苦手だし、一緒だよ笑」発達障害者がこの世で最も忌み嫌う言葉
  • 「人数いたほうが面白いから!」
  • 「ルール?すぐ覚えられるよ!〇〇ってYoutuberのが面白いから!見て覚えてきて!」

とかなんとか言って血に飢えた狼の如く執拗に狙ってくる。助けて狩人!

 

これに対する自衛策としては、もう人狼ゲームが開催できるであろう人数で

集まること自体を避ける、もしくは人狼ゲームに代わる娯楽を提案するために

常にニンテンドースイッチスマブラを持ち歩くしかない。

 

それか、例のごとく長文で読みづらく大変申し訳ないのですが、

この記事を見てもらえば、少しは発達障害者がいかに人狼ゲームに

不向きであるかが伝わるかもしれません。

(もっとも、発達障害をオープンにしているコミュニティでしか使えませんが・・・)

 

こんな悪魔の道楽を編み出した奴はどこにいるんだ。

今すぐ吊し上げて噛み殺してやる💢